主な『卜術』

タロット占い

「タロットカード」を用い、自らが偶然選び取ったカードの中から答えや暗示を読み解く占いです。
タロットは、様々な寓意が盛り込まれた絵柄を持つ大アルカナ22枚と、4つのエレメントで構成された10枚の数札と4枚の人物札を合わせた小アルカナ56枚、合計78枚のタロットカードで構成されています。ひと組のタロットを「デッキ」とも言いいます。
タロットの起源については、古代エジプトの儀式から生まれた、人間の魂が天界へと至る道筋が描かれたカバラの秘義、占いを得意とした流浪の民が生み出したなど諸説がありますが、現在は、イタリアで生まれたゲーム用カードに、カバラや占星術、神話など様々な神秘的な象徴が後から加えられたという説が一般的になっています。

ルーン占い

ゲルマン民族やゴート族が用いていた、北欧の古代文字・ルーンが刻まれた石や木片、カードなどを用いた占いです。
投げたり、タロットカードのように引いて使います。昔は、魔術や儀式に用いられており、現在でもお守りとして使われることがあります。北欧神話の中で、主神オーディンが授けられた魔法の文字とされています。

周易

古代中国の『周の時代』に作成された占いです。三易の一つです。
陰陽説に基づき、記号の組み合わせで八卦(はつけ)を作り、さらに八通りに組み合わせて六十四卦としてそれぞれに名を与え、これによって宇宙万物の生成・発展・消長を説明しようとします。太古の聖人伏羲(ふつき)が八卦を作り,周の文王が各卦に説明をつけ(卦辞)、周公が解釈し(爻辞(こうじ))、孔子がその原理を明らかにした(十翼)といわれていますが、実際には、戦国末から漢代中期にかけて集大成されたものと言われています。後世、易経として五経に加えられました。今日では、易といえば周易をさします。

ダウジング

もともとは水脈や鉱脈を探すために考案された手法です。
「ダウジングロッド」と呼ばれるL字型の金属棒を、短いほうを手で持ち、長いほうを前に向けて平行に持って歩くと、水脈や鉱脈の上で開き、場所を示すとされています。昔は、木の枝が用いられていました。
また、「ペンデュラム」という振り子の揺れ方で判断する方法もあります。現在では、文字や写真、絵などを下に敷き、その上でペンデュラムに質問をする占い方がポピュラーになっています。

断易(五行易、卜易、鬼谷易)

「木火土金水」の五行に基づく占いです。中国の春秋戦国時代に鬼谷子が作り上げたといわれている。易卦を構成する六つの爻に十二支を割り振り、十二支の陰陽五行による生剋関係などによって判断するため、「五行易」とも呼ばれています。
周易と同様にコインやサイコロ等を用いて占いますが、占った日の月と日に相当する五行と、サイコロなどを振って出た目を陰と陽に置き換えて得られた卦(か)、十干、十二支、など、それぞれの強弱の関係を判断し、占います。断易は、吉・凶がはっきり出る上に、その結果の出る時期と自分(当事者)にとって有利な対処策を考える手だてまで求められる占術と言われています。

奇門遁甲

約4000年前に、中国の黄帝が創始したと言われる方位学の一つで、諸葛孔明が「軍略」に用いたとも言われています。
「年盤」「月盤」「日盤」「時盤」が存在し、それぞれの時間軸における吉凶方位が示されます。「できるだけ遠くへ行き、長時間滞在する」ほど、方位の作用が出やすくなると言われており、その効果は年盤の場合、数年間にも及ぶと言われています。
九星気学による吉凶方位は、その人の生年月日によって異なるのに対し、奇門遁甲出導き出したものは、万人に共通であるのが特徴です。そのため九星気学と奇門遁甲では、吉凶の方位が食い違ったり、正反対になることも多いようです。

トランプ占い

船乗りやロマなど流浪の民が、ゲームに使用していたカードを占いに応用したのが始まりと言われています。
トランプひと組を世の中の縮図と考え、「スペード(剣)が貴族」「ハート(聖杯)が僧侶」「クラブ(棍棒)が農民」「ダイヤ(金貨)が商人」で、数はそれぞれの階級を、さらに絵札(J、Q、K)は王族を表すとして、そこから各カードに意味を持たせて占いを行います。
占いの際は、「ハートは愛情」「ダイヤは金銭」「クローバーは能力と人間関係」「スペードは戦いやトラブル」を表し、単にカードの意味を読むだけでなく、カード同士の距離や、カードをめくって残った枚数で占うなど、ゲームのように展開していく方法もあります。

水晶占い

水晶球や、透明なガラス玉を見つめて、その中に浮かぶ映像やビジョンから神託を得る占いです。

おみくじ

神社や寺院などで箱に入ったおみくじの紙を引いたり、番号の書いてある棒を引き、対応するおみくじの紙をもらいます。
本来は、初めに何か決め事をして、その吉凶を占いますが、鎌倉時代に後継者を選ぶ際、候補者の名前を書いた紙や棒を神前に供えて、神の意志を聞いたのが始まりとされています。その後、江戸時代に平安時代の僧侶・慈恵大師の講話集から漢詩百編を選んで吉凶を付けた「元三大師百籤」が作られ、これが現在のおみくじの源流と言われています。また、おみくじの吉凶のランクは、実は神社によってまちまちなので、直接確認してみると良いでしょう。吉凶だけでなく和歌が記されたもの、お守りが付属しているものなどもあります。

辻占い

人通りの多い交差点や橋のたもとなどに立ち、行きかう人々の会話の中から神託を得る方法です。
立つ前に「百辻や四辻や占いの一の辻、占い正しかれ辻占の神」と唱えることもあります。かつて四辻や橋のたもとは、神の世界へとつながる境界線とされていたため、そこで聞こえる会話には、神の声が混じっていると考えられています。ちなみに、道端で占う易者を辻占と呼ぶこともあります。

ジオマンシー

石や土、砂を手に握り、それを宙に放り投げて、地面に描かれた形によって占います。
できた形によって16パターンの基本の答えがあり、そこから解釈をしていきます。握るものに応じて、石占い、土占い、砂占いなどと呼ぶこともあります。発祥は、アフリカで広く行われていた占いで、その後ヨーロッパに広まり、フランス皇帝ナポレオンも、これに似た占いを実践していたと言われています。