主な『命術』

九星気学

中国に伝わる「九星術」をベースに、大正時代に園田真次郎が創始したのが「(九星)気学」です。
宇宙のあらゆるものを動かすエネルギーを「気」と呼び、人間の運命はその「気」によって決まるという思想に基づいています。年・月・日・時間ごとに変動する「九星盤」を用い、生年月日の五行と十二支から「本命星(生まれた年に中宮に回っていた九星)」や「月命星(生まれた月に中宮に回っていた九星)」、さらにその二つの組み合わせから「傾斜宮」などを割り出し、持って生まれた性格や運勢を読み解きます。特に自分と相性のいい「気」がある方角へ出かける「祐気取り(方位取り)」を行う際に用いることが多い占いです。

西洋占星術

「ある瞬間」の星の配置が、そのとき地球上で起きた出来事や、そのとき生まれた人々に何らかの影響を与えている」という考え方をもとに「ホロスコープ」と呼ばれる星の配置図を作成し、運命を読み解く占いです。
太古の時代には「あの星が輝き出したから、種蒔きの時期だ」など、星の運行は人々の生活の指針となっていました。次第に災害や戦争、政変など、様々な社会的事象と星の動きの関連性が考えられるようになっていき、そこから未来を予知しようとする「占星術」が生まれました。
その後、17世紀頃までは天文学と占星術は表裏一体な面があり、天文学者ケプラーやレオナルド・ダヴィンチらも占星術を実践していたと言われています。科学が興隆を極めていく中、次第に「天文学」と「占星術」は切り離されていきましたが、現代になって、心理分析のツールとして占星術を用いる「心理占星術」が生まれたり、また面倒な計算を不要で占えるようにした「12星座(太陽星座)占い」が生まれるなど、さまざまな形で私たちの生活に浸透しています。
「世の中の流れ」「日々の運勢」「気になる人との相性」「あるいは自分自身の心の中」「未来に起きそうな変化」など、あらゆる事柄を占うことができます。

四柱推命

約1500年前に中国において成立した命術です。特に、その人の持って生まれた資質を読み解くことに長けているため、人材登用の際にも用いられました。
方法としては、占い対象の生まれた「年」「月」「日」「時間」を、十干と十二支を組み合わせた六十干支の暦から割り出し、その五行のバランスなどによって、その人の本質や運命を占います。年・月・日・時間、それぞれの干支を「柱」ととらえることから「四柱」の名がつきました。「年柱」はその人の家庭環境や20歳くらいまでの運勢を、「月柱」は仕事や結婚、20歳から40歳くらいまでの運勢を、「日柱」はその人自身の性格や才能、40歳以降の運勢を、「時柱」は晩年期の運勢と子どもや目下の人間との関係性を表しています。

算命学

生年月日を干支に置き換えて、陰陽五行説を元にしてその人の運命や性格を読み解く占いです。
中国の春秋時代に鬼谷子という人物が創始したという伝説があることから「鬼谷算命学」と呼ぶこともあります。日本では戦後に伝わり、高尾義政が「高尾算命学」として広めました。陰占と陽占にわかれ、陰占は生年月日の干支を読み、さらに陽占では「人体星図」という人体になぞらえた独自の図を用いてそこに「十大主星」と「十二大従星」を配します。特に「天中殺」の考え方が有名で、時間を司る十干支と、空間を司る十二支を組み合わせた際、十二支が二つ余ってしまうことから、その二年の干支の年を「バランスが崩れやすくなる時」として要注意の期間としています。

インド占星術

インドで独自の発展を遂げた占星術です。
インドの聖典「ヴェーダ」の一つで「ジョーティシュ」とも呼ばれています。特に月を重視するのが特徴で「ナクシャトラ」という月の軌道を27に分けたものを使用し、自分がどのナクシャトラの生まれかが重要になります。1つの宿は13度20分ずつで、それぞれ月の神・ソーマの27人の妻の名前がついています。さらに、27宿はそれぞれ太陽・月・水星・金星・火星・木星・土星・ラーフ・ケートゥという九つの星(ラーフとケートゥは厳密には星ではなく、太陽と月の交点)が三つずつ守護しており、生涯、その影響を受けるとされています。実際に占う際は、四角いホロスコープを用いますが、特にハウスが重視されるのが特徴です。また、カルマ思想が色濃く反映されており、自分がどんなカルマを持っているのか、それがいつどんな形で現れるのかなどを読み解くのに用いられます。

紫微斗数

約1,000年前の中国で陳希夷という仙人がまとめた占いで、紫微とは北極星のことを表します。
旧暦の生年月日から「命盤」を作成し、運命を読み解きます。命盤には「十二宮」が存在し、これは西洋占星術の「ハウス」の考え方に相当します。例えば「夫妻宮」は結婚生活、「疾厄宮」は病気、「官禄宮」は仕事運などで、そこに「星」を配置し、どの宮にどの星が入っているかで、その人の性格を読んでいきます。ただし、この星は西洋占星術のような実在する惑星ではなく、北斗七星や南斗六星などに由来する「虚星(架空の星)」を暦から割り出して使用します。

宿曜占星術

約27日で1周する月の軌道を27等分したものを「宿」と呼び、自分が生まれたときに、月がどの宿の位置にいたかによって占います。
仏教の経典のひとつであった「宿曜経」が、平安時代に空海によって持ち帰られたのが始まりと言われています。なお、もともとは28宿あったとされる説もあり、これは牛頭明王が「牛宿」を占いに用いることに対して怒ったため、牛宿を除いた27宿となったと言われています。各宿には「命・業・胎」、「栄・親」、「安・壊」、「友・衰」、「危・成」という吉凶の関係性があり、これによって対人相性や日運などを導き出すことができます。

数秘術

生年月日や名前から算出した「数」による占いです。
古代ギリシアの数学者、ピタゴラスの「万物は数によって表される」という考え方が基になっています。1から9までの数は、それぞれ性質があり、自分が誕生日や名前にどの数を持っているかによって、運命を読み解くことができるとします。ユダヤの神秘哲学、カバラの暗号解読法、ゲマトリアなどが用いられることもあります。現在、主流となっている数秘術は20世紀前半、アメリカのミセス・L・ダウ・バリエッタが体系化したものです。

0学占い

御射山宇彦によって考案された、生年月日をもとに割り出す6つの「0星・(ゼロスター)」と、その陰陽によって分かれる12パターンの支配星「水星」「氷王星」「木星」「海王星」「月星」「魚王星」「火星」「冥王星」「金星」「小王星」「土星」「天王星」で運の流れを読み解く占いです。
さらに干支を元にした独自の「0学星座」が存在します。それぞれ支配星ごとに、12年で1周する「運命グラフ」が存在し、運の浮沈を表しています。人生を四季になぞらえてあり、冬の時期にあたるのが「0地帯」になります。

六星占術

中国に伝わる万象学、算命学、易学を元に、細木数子によって考案された、生年月日から運命を推測する占いです。
「土星」「金星」「火星」「天王星」「木星」「水星」という六つの星に分かれ、さらにそれぞれ陽(+)と陰(-)が存在し、合計12パターンに大別されます。それぞれ「土星人+」のように呼ばれます。運勢は12年サイクルで巡り、そのうち3年が「大殺界」と呼ばれ、行動に注意しなければ、後々不運やトラブルを呼んでしまう重要な時期であるとして、多くの人の関心を呼びました。

動物占い

生年月日から性格を動物に例えて占う占いです。
陰陽五行思想を基にした四柱推命の十二運星を動物名に置き換えた(例:沐浴→チータ)ものを中心に生み出されました。この占いは、心理学者でもあった増永篤彦が行った、日干から日支に引いた十二運とある種の性格分類に相関があるとの説が基本にあります。基本的には12の動物と4つのグループに分けられています。
性格診断、相性診断、恋愛占いができるものなど様々な動物占いが誕生し、派生した占いも多数あるようです。
動物占いの動物の種類はというと、ライオン、チーター、ペガサス、ゾウ、猿、狼、コアラ、虎、タヌキ、こじか、黒ヒョウ、ひつじの12種類の動物から成り立っています。
 

曜日占い

月曜~日曜の「七曜」は、それぞれ月、火星、水星、木星、金星、土星、太陽が守護しており、生まれた曜日ごとにその星の影響を強く受けると考えて、その人の運命や性格を読み解く占いです。
元々は宿曜経にあった概念であり、インド占星術において発展したと言われていますが、近年では西洋占星術の惑星の考え方を各曜日生まれの特徴として用いることが多くなっています。特に、タイでは曜日占いが盛んで、ほとんどの人が自分の出生曜日を知っています。

令翠学

令翠学とは運命分析学です。
人間は、【天命】【宿命】【運命】 の元に生まれ落ちます。
 天命 ・・・ 天変地異など人間の力では変えられない自然の理(ことわり)
 宿命 ・・・ 親は選べないといった、生前から決まっている自分では変えられない理(ことわり)
 運命 ・・・ 巡りあわせといった人間、万物との関係による理(ことわり)
その命は1人として同じ<運命>をたどることなく、十人十色の理(ことわり)があり、道があります。自分で切り拓く事の出来る理(ことわり)は、<運命>のみです。言い換えれば、<運命>は自分で切り開くことが出来ると言えます。