ザ・コンプリート・ゴールデン・ドーン・ システム・オブ・マジック

著者イスラエル・リガルディが集められる限りのゴールデン・ドーン文書を収録し、満を持して発表した究極のゴールデン・ドーン教義集。
現代で西洋魔術の研究や修得を志す人ならば必ず所持するべきと言われています。
ザ・コンプリート・ゴールデン・ドーン・ システム・オブ・マジック
ザ・コンプリート・ゴールデン・ドーン・ システム・オブ・マジック
「ザ・コンプリート・ゴールデン・ドーン・システム・オブ・マジック」とは

今から数えること130年ほど前、1888年に「ヘルメス結社ゴールデン・ドーン」という魔術結社がイギリスで誕生した。

宗教改革以降ヨーロッパに広がった薔薇十字団やフリーメーソンといった、キリスト教やユダヤ神秘主義をバックボーンとする神秘思想に、植民地であったインドや中国から流入してきたヨガや祖霊信仰、輪廻転生思想といった東洋神秘主義を上手にミックスさせた、当時最先端のオカルト思想を教える魔術結社であった。

それまでにもヨーロッパ各地で、様々な神秘主義結社は誕生してきたが、ゴールデン・ドーンでは各団員に対する教育資料がそろっていたことから、比較的多くの団員が参加し、興盛を極めたのである。
現代の私たちが西洋魔術の常識と考える、カバラの生命の木、タロットや占星術の魔術的使用、様々な呼吸法、五芒星を使った追儺儀式などは、ほとんどゴールデン・ドーンが作り出したといっても過言ではない。

このような知識が秘密結社であったゴールデン・ドーンから一般の魔術学徒の手に渡ったのは、1940年のことだ。

当時新進気鋭の魔術師だったイスラエル・リガルディは、団内がマンネリに陥り、せっかくの知識が風化していくことを憂い、手に入る限りの文書を集めて、4冊の本として出版してしまったのだ。
それ以来、魔術学習は全ての人に門戸が開かれたのである! その4冊に、約40年後、リガルディの円熟した魔術知識を加筆して出版されたのが、この「ザ・コンプリート・ゴールデン・ドーン・システム・オブ・マジック」だ。
黄色の装丁とその重たさから、欧米では「電話帳」という愛称で呼ばれた本書は、当時の生活では一家に一冊必携であった電話帳と同様に、魔術を学ぶ人間が必ず手にする書籍となった。

日本でこの「ザ・コンプリート・ゴールデン・ドーン・システム・オブ・マジック」が翻訳出版されたのは、1990年。1000冊の限定本という希少なものであった。
その後、希少本として中古市場で高値で取引されるなど、再販が強く望まれてきた書籍である。

そして魔術学習者の願いが叶い、この「ザ・コンプリート・ゴールデン・ドーン・システム・オブ・マジック」の日本語版が再版されることになった!この一冊があれば、自宅で、一人で、魔術の基礎を学ぶことも可能だ。
なお今回も1000冊の限定出版である。迷わず、入手されたい。
ヘイズ 中村

著者

著者 : イスラエル・リガルディ

1907年11月17日英国生-1985年3月10日没
近代西洋儀式魔術の魔術師として、20世紀に活躍。アレイスター・クロウリー、ダイアン・フォーチュンといった西洋魔術の巨星達に直接教えを受け、数々の名作を発表。その中でも1937年から1940年にかけて出版した『ゴールデン・ドーン』全4巻は、それまで封印されていた黄金の夜明け団の秘儀を公開したものであり、当時の魔術界から糾弾される原因ともなった。 しかし、当時ほぼ自滅状態だったゴールデン・ドーン団の秘儀は、この出版によってこそ生き残ったのだと現代では非常に高い評価を受けている。さらに、1980年代に以前は入手できなかった文書も含めた完全本として『ザ・コンプリートゴールデン・ドーン・システム・オブ・ザ・マジック』を発表。現代魔術界の重鎮として活躍し、カイロプラクティショナーの開拓者でもあったリガルディは、まさにゴールデン・ドーン最後の語り部としての使命を終えて新たな世界に旅立っていったのである。

内容

イズラエル・リガルディー 著 / ヘイズ 中村・竜野アイン 共訳
第一章 魔術の初歩
第二章 占断の重要なポイント
第三章 伝統に秘められた核心
第四章 基礎的修養
第五章 魔術の基礎
第六章 外陣儀式と注釈
第七章 ルビーの薔薇と金の十字架の儀式とウェイトの同朋団の儀式
第八章 魔術教儀及び様々な団の儀式
第九章 タロットカード
第十章 エノキアン・マジック

サイズ

約215mm × 約280mm × 約38mm

価格

¥38,500 (税・送料込)

注意

※本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです。
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